日本教育新聞社のホームページに臨時休業措置の家庭学習のために教材を期間限定で無料公開・提供された企業・団体の学習支援サービスについてまとめられています。これからも復習や自由研究、体づくり等に活用できる内容です。その中から園児~中学生のみなさんに役立てられそうなコンテンツを選んでおります。家庭学習等に活用ください。
園児から高校生まではご覧になりたい方は、日本教育新聞社ホームページへ
1.登園再開に向けて特別コンテンツを配信
株式会社ベネッセコーポレーション(岡山県)の「こどもちゃれんじ」は、緊急事態宣言が解除され、幼稚園・保育園・こども園が再開することに伴い、幼児にもわかる「感染予防」「マスクのつけ方」に関する動画や、園生活が楽しみになるアニメなど、登園再開の準備に向けた特別コンテンツを公開している。
人気キャラクターの「しまじろう」などと一緒にマスクのつけ方を練習したり、園生活に向けて朝の支度などの生活習慣や心の準備に役立つ動画を配信。
動画は同社の「オンライン幼稚園」で見ることができる。
「オンライン幼稚園」や小学生向けの「きょうの時間割」では、時間割に沿って様々な学習や体験を行うことで、休校・休園中の生活リズムを整えられるとしている。
オンライン幼稚園
きょうの時間割
一斉休校対応まとめページ
2.外出自粛が続く中高生へ華道の歴史や魅力を伝授する
華道家元池坊は、華道の魅力を次世代へ継承する目的で、新型コロナウイルスの感染拡大による外出自粛が続く中高生を対象に、華道の歴史や魅力をわかりやすく紹介する動画「よくわかる池坊いけばな」を華道家元池坊のYouTubeチャンネルで、公開を開始した。
動画では、日本文化である「華道」発祥の歴史やその魅力を中心に分かりやすく紹介。そのほか、インターネットで行う華道コンクール「学生華道インターネット花展」や、全国の高校生が競い合う「花の甲子園」をはじめ、華道に取り組む生徒たちへのインタビューも収録している。
また、小学生向けでは休校中におすすめの過ごし方として、「お家でできる簡単いけばな」と題し、マグカップやワイングラス、ペットボトル、セロハンテープなどを利用して簡単にいけばなを楽しめる動画を公開している。
「いろいろと不安が募る時、お花をいけて心を落ち着けませんか?」とFacebook上で呼びかけている。
いけばな池坊YouTubeチャンネル
3.小学生向け おうちで無料プログラミング授業
株式会社明光ネットワークジャパン(東京都)は、2020年6月にプログラミング教室を開校するのに先立ち、無料オンライン授業を行う。
小学生が対象で、パソコン1つで自宅から簡単に参加できる。プログラミングをやったことがなくても参加できる。
授業は1回完結型で、Scratchを利用してオリジナルゲームの制作を通してプログラミングの基礎的スキルを学ぶ。講師と生徒は各回2名ずつで、きめ細かく指導できるとしている。
授業時間等の詳細は下記URLから。
4.幼児から高校生まで、全17の学習サービスを提供
学研グループは「家庭学習応援プロジェクト」による学習サービスを提供している。
学習科目に加え、子ども向け無料電話相談、道徳アニメ動画などのサービス提供を行う。また学年別の「あなたの時間割り表」内にてコナミスポーツクラブ協力による動画の体育時間、ミールケア協力によるレシピ動画、お手伝い時間といった家庭での過ごし方のスケジュール提案を行う。
小学生・中学生向けネットスクール期間限定で開講
また、好評のオンライン・ライブ授業「学研ネットスクール」の無料配信を5月11日より再開する。
今回は、小学生から中学生を対象とし、学習科目のみならず生活面での不安も解消し自信をもって学校生活を送れるよう学研グループ塾の精鋭講師陣が指導を担当。
映像配信ではなく、オンラインによる双方向ライブ授業という形式により、子どもの様子や理解度を確認しながら授業できるとしている。
5.習熟度チェックテストの無料配布
株式会社デスクスタイル(大阪府)は、小学校・中学校の臨時休校を受け、5月1日から「習熟度チェックテスト」を無償配布している。
テストは1教科30分で設定されており、前の学年で学習した基礎で取りこぼしている単元の確認ができる。テストを提出すると苦手・弱点分析シートも無料で発行する(※対象エリア限定)。
「学校の授業がない休校期間中に、既に学習した基礎で取りこぼしている内容を確認し、基礎学力の見直しを行っておくことで、学校再開後の授業の理解度の向上につながる」としている。
下記URLからダウンロードして利用できる。また、インターネット環境や印刷のできない環境の場合、郵送での対応もしている。
6.様々な「先生」が動画で授業
ヤフーは4月24日、自宅で過ごす時間が増えているユーザーが快適に過ごすために、料理や在宅勤務などに役立つコンテンツを集約したポータルサイト「Stay Homeポータル」を開設し、5月2日から外出できない子どもや学生などが楽しく自宅で過ごせるように、工作や科学実験、スポーツなどの授業を、オンライン動画で配信する特別企画「おうち授業」を提供する。
芸能人や文化人、アスリートをはじめとする豪華な著名人20名以上を起用し、工作や科学実験、スポーツなどのバラエティ豊かな授業をオンライン動画で配信する。
他企業も参画しており、株式会社Schooが「思考力」「発想力」を養う特別授業を5月中の毎土曜に行う。
動画はアーカイブとして、期間後もサイト上に掲載される予定だ。
7.算数・数学が得意になる学習支援コンテンツの特設ページを公開
公益財団法人日本数学検定協会(東京都)は、新型コロナウイルスの影響で、長期にわたって休校となり授業を受けられない全国の小学生・中学生・高校生・大学生に向けて、算数・数学の学習支援コンテンツをまとめて紹介する特設ページ「休校中に算数・数学が得意になる学習支援コンテンツ」を5月1日に公開した。
この特設ページは、同協会がこれまでに編集・開発・刊行した算数・数学の書籍やプリント教材、動画などの学習サポートコンテンツをまとめたもので、児童・生徒が自分に適した算数・数学の学習コンテンツを選び、休校中の自宅学習に活用することができる。
一部有料の書籍などもあるが、数学検定・算数検定の過去問題や東大寺に奉納している算額の応募問題、算数・数学を楽しめる情報誌などを無料で利用できる。
8.海の事例を通じて主要4教科を楽しく学べる学習ドリルの制作・配信
一般社団法人Alliance for the Blueは、新型コロナウイルスによる休校措置によって失われた学習時間を補完し、知的な学びや探求をする時間を増やすことを目的とし、小学校4~6年生の児童を対象とした学習ドリル「ウミドリる」を制作した。
このドリルは、日本財団が4月27日から実施している「自宅待機、外出自粛を強いられている児童を持つ世帯への緊急支援プロジェクト“Stay Home with Sea”」のプログラムの一つ。有志の教育従事者、研究者や専門家からの協力を得て、日本財団との協働により制作されたものだ。Alliance for the Blueには、日本教育新聞社のほか、コクヨ、大日本印刷、バレットグループ、三菱ケミカルホールディングスが協働プロジェクト企業として参加している。
「ウミドリる」は、4種類のウミドリ(海鳥)が4教科(算数、国語、理科、社会)を面白く、楽しく案内するドリル。各学年で、1教科につき14日分(計56ページ/冊)の分量がある。学習のステップとしては、
(1) 学びたいドリルをhttps://uminohi.jp/stayhomewiththesea/drill.htmlからダウンロードして印刷(ドリルは順次公開)
(2) 各教科15分を目安に問題を解き、答え合わせ
(3) 答え合わせ後、興味深かった事柄を図鑑やインターネットでさらに調べる
という3つに分かれている。各ドリルは問題と解答をセットでダウンロード可能。
「Stay Home with Sea」
9.調べ学習のための酪農キッズファーム
(一社)中央酪農会議は、小・中学生を対象に、「調べ学習のための酪農キッズファーム」サイトを無料で公開している。
(一社)中央酪農会議では、酪農家等が学校現場と連携しながら、子どもたちの「食やしごと、いのちの学び」を支援する「酪農教育ファーム活動」を推進している。
同サイトは、「牧場」「酪農家」はもちろん「牛乳」「牛乳の栄養」、「牛のからだ」や「牛の一生」など、子どもたちの酪農に関する疑問を幅広く解決できる情報を網羅しており、この休校期間中の調べ学習にも向いている。
10.自宅で楽しく運動ができる動画を配信中
FC大阪では、新型コロナウイルスによる学校の休校及び各スポーツクラブ等の活動の自粛により、運動する機会が減少した子どもたちへ向けて、子どもたちが自宅で簡単に体育の内容を行える動画、「FC大阪 体育の授業」を、FC大阪公式youtubeチャンネル及び、FC大阪オフィシャルFacebookページにて配信を行っている。
この動画は現時点の社会情勢を踏まえ、サッカークラブができることとして、子どもたちの運動不足の解消や、健康への寄与、ストレスの解消などを目的に「自宅での体育(運動)の機会をつくろう」と考えられたもの。
同クラブのマーケティングダイレクター青野氏を「校長先生」とし、自宅でできる体育(運動)の内容を動画で提供する。
運動の内容はダンスやストレッチ、同クラブの選手が登場するサッカーボールを使ったトレーニングなど多岐にわたる。
10.小学校高学年の算数 学び残しゼロへ無料公開
ユーシステムは高学年の算数教材「ゲンとナナの算数」を一部無料公開している。
同教材は算数の思考過程をCG動画と音声で説明し、視覚的に算数の単元を理解できる。3学期の単元に加え、1学期の単元の公開も決定した。
練習問題は採点までweb上で完結している。デバイスを選ばず利用でき、設定も登録も不要。無料公開は休校延長が終了する1か月後までは続ける見込みとしている。
11.人気ドリルを中心に一部コンテンツの無料公開
在宅の学習期間が続く小学生に向け、小学館では、現在発売中の人気ドリルを中心に一部コンテンツの無料公開を始めた。
第1期公開は18コンテンツ。「本物の国語力をつけることばパズル」シリーズや「ドラえもんはじめて」シリーズなど、幅広い年齢に対応した教材が揃う。
ドリルなどはダウンロードすれば印刷可能で、自宅学習に利用できる。そのほかにも、室内での親子遊びの参考になる実用書などから、すぐに使えるページを公開している。
先行して無料公開中の「学習まんが日本の歴史」や、著者サイトで全文公開中の「東大生が考えた魔法の算数ノートなっとQ~」など、他のサイトへの入り口も兼ねている。
「小学館は、小学生向けに工夫されたベストセラー教材を部署ごとにいくつももっているので、それらを集めてダウンロードサービスを提供し、自宅での学習時間を少しでも楽しんでいただきたいと考えています」としている。
第2期公開も予定しており、全国で休校が続く間は、公開を継続していく考え。
12.小学校低学年向けのオンラインスクール開校
RISU Japan株式会社(東京都)は、全国の小学1年生~2年生を対象に、無償でオンライン授業を提供するインターネットスクール「RISU小学生オンラインスクール」を4月27日から開校する。
「RISU小学生オンラインスクール」では「国語」と「算数」の学習で最も大事なポイントと文部科学省の教育課程に沿ったカリキュラムを独自に作成し、毎週月曜日~木曜日にYouTubeのライブ配信で授業を公開する。
1年生向けが月・水曜、2年生向けが火・木曜に行われ、国語と算数の2コマを行う。また、授業のライブ配信は配信終了後もYouTubeのアーカイブでいつでも見ることができる。
今後、生活習慣や英語についても授業を拡充する予定で、5月1日からは宿題も出るという。
13.新聞を使って遊びながら判断力や表現力養う
日本新聞協会(東京都)は新聞(紙)を使った楽しい知育ゲーム“しんぶんちゲーム”を開発した。
「しんぶんの“ワッ!”すごろく」は、新聞を使って楽しめるすごろくで、プレイヤーは新聞記者となり、どうぶつタウンを取材しながら新聞を作っていく。途中で発生する「しんぶんちゲーム」では実際の新聞を使って言葉を探したり、新聞そのものを折ったりなどして新聞というメディアに親しみながら思考力などを育む。
遊ぶには新聞紙が必要だが、一週間無料の試し読みも利用できる。ゲームは無料でダウンロード可能で、PDFファイルを印刷して使用する。
同協会は「おうち時間を、楽しく遊びながら学びにもつながる『しんぶんの“ワッ!”すごろく』で少しでも豊かにしてほしい!そう願っております」としている。
14.“恐竜博士”や館長からのメッセージ動画を公開
休館中の国立科学博物館では、公式Youtubeチャンネル「かはくチャンネル」で国立科学博物館所属の研究者のインタビューや、新型コロナの影響で延期中の企画展の解説などを公開している。
「おうちでかはく」というハッシュタグをつけて研究者が家庭でも楽しめる鉱物の情報などを話しているほか、過去のクラウドファンディングプロジェクトの動画などを公開している。
HP内では平時から動植物や宇宙、化石などに関するデジタル学習コンテンツを提供している。また、24日からはVR(バーチャルリアリティ)で国立科学博物館内の展示を楽しめる取り組みも始める予定だ。
15.楽しみながら算数を学ぶ本を無償公開
株式会社レヴィ(東京都)は、新型コロナ対策で休校中の子どもたちに質の高い学習機会を提供するために、同社の創業メンバーが著者である「東大生が考えた魔法の算数ノート なっとQ~」(小学館)の無償公開を開始した。
小学校3年~6年向けの内容で、算数を通じて問題解決の視点を養えるとしている。現在公開中の1冊目は子どもが親に教えるというコンセプトで算数を楽しんで学べる。
また、「ナビゲーター(ナン部長、ハギー、キム兄)にメッセージを送ろう!」キャンペーンも開催している。本に取り組んで生まれた疑問や感想、自作の問題などを著者にSNSを通じて伝えることができる。
公開期限は8月31日。シリーズの続編も近日公開の予定だという。
16.家庭でできる「おしごと体験」を提供
一般社団法人夢らくざプロジェクトは、休校や外出自粛で家にこもっている子どもたちへの支援として、家の中でできる体験を集めた「おうちでプチおしごと道場」を公開している。
用意されている体験活動にはZoomでの「オンライン体験」と「いつでも体験」の二種類に分けられており、どちらも家にあるものや手軽に手に入るものを使って家の中でも簡単にできる体験としている。
「いつでも体験」には気象予報士やアパレルメーカーが参画しており、図画工作・家庭科などの学びだけでなく貴重なキャリア教育・体験活動としても利用できる。
17.都市ガスが家庭に届くまでを家庭で学ぶ
東京ガスでは、休校中の自宅学習として、家庭に届くエネルギーについて学べる「おどろき!なるほど!ガスワールド」ページを紹介している。
今春から小学4年生社会科の教科書にも詳しく掲載されるようになったガスについて、過去・現在・未来に分け、「「火」と人間の歴史」や「自然エネルギー」などについて考えられるページになっている。
自由研究用のワークシートも豊富に用意されており、休校中、自宅で過ごす時間で実際に生活に密着した題材を使って調べ学習ができる。
「普段何気なく使っているエネルギーがどんな道のりをたどって、家にとどくのか、お子さんと一緒に、大人の方もぜひ、ガスの流れをたどってみましょう」と呼び掛けている。
18.交通安全教育コンテンツなどを紹介
JA共済では、新型コロナウイルス感染症の拡大防止にともない、外出自粛中にご自宅で「快適・健康に過ごしていただく」、「子どもたちが楽しく交通ルールを学べる」取り組みとして、各種コンテンツを提供する。
「“おうち時間”を充実して過ごせる「お役立ちコンテンツ」のご案内」として、幼児・小学生向けの交通安全百科事典などでイラストなどを使いながらわかりやすく交通安全を学べるページや、中高生向けの自転車交通安全教室で使用される動画などを用意した。
外出自粛中の今の間に、改めて交通安全について学んでおくことで、緊急事態宣言の解除後にも役立つ。
そのほか、ヘルスケアとして、血液を循環させる体操や、免疫力向上レシピなども紹介している。
19.教材配信・オンライン授業を無料開放「おうちで、やろう。」
しながわ・目黒こどもスクール(東京都)では、臨時休講期間中の自宅学習支援のためのプログラム「おうちで、やろう。」を提供する。「おうちで、やろう。」は、教材プリント配信とオンライン授業の2つの学習ツールを期間限定で無料開放し、自宅での勉強を充実させるためのサービス。
対象は年中・年長児と新小学1年生。教材プリントはだれでも無料で利用できる。終了期間は未定で、毎週火曜以外の曜日の午前11時に教材が更新される。
オンライン授業については第三者になりすましたユーザーの侵入、利用者の安全を守るため、申し込みフォームで申請を行い、承諾を得ることで利用できる。
どちらも教材の印刷が必要。また、教材プリント利用の場合も申し込みフォームで申請を行う。
詳細や申し込みフォームは下記URLから。
20.ベランダや散歩中にできる自然観察のポイントを公開
公益財団法人日本自然保護協会は、休校中の子どもたちに向け、身近な自然と親しむことに役立つヒント集や教材資料を、「【休校中のみなさんへ】コロナにまけるな! Stay Home with Nature」特設WEBサイトで無償公開した(一部期間限定公開)。
「部屋にこもりがちな今、自然への眼差しや気づきを育むためにご利用ください」として、ベランダや庭、近所の公園など、ごく身近な場所で自然を観察するポイントや、生きものたちの姿や不思議に気づけるヒント集を提供する。
1本の木だけでゲーム感覚で楽しむ、幼児~親子向けの「身近な木にひそむ未知のせかいを見つけよう」、小学生から大人まで多数のイラストで気軽に自然観察のヒントが身につく「自然かんさつ入門シリーズ」、小学校高学年から中高生・大学生も自然の不思議に気づける「今日からはじめる自然観察」など。
公開されたコンテンツは親子、家庭用や教育用に印刷配布でも利用できる。
21.小学校高学年の基礎を動画で
株式会社受験ドクター(東京都)は小学5・6年生向けの無料学習動画「根本原理学習動画」を4月3日に公開した。
単元の基礎学習に役立つ5~15分の動画を各教科分公開している。短い時間で過去の単元の復習や基礎固めに利用できる。今後、動画は追加していく予定だ。
22.「宇宙」や理科について考える期間に
JAXAの運営する「ファン!ファン!JAXA!」では、休校中の子どもに向けて、宇宙や理科の実験の動画やおすすめの書籍などを紹介している。
「宇宙de春休み いっしょにチャレンジ!」と題して宇宙に関係するコンテンツだけでなく、宇宙飛行士の健康管理を題材として身体機能を訓練する「ミッションX」や、英語、料理、野菜の栽培など多岐にわたる「チャレンジ」を更新。
5月6日までチャレンジレポートも募集している。宛先などの詳細は下記HPに記載されている。
23.料理をゲーム感覚で学べる
Fam―Time(神奈川県)では、自宅で家族と料理を楽しく学べるスマホアプリ「FamCook」内に、小学生がゲーム感覚で料理を学べる「FamCook QUEST(ファムクッククエスト)」を開始した。
学べるレシピはいずれも、包丁、火を使わずに作れる料理。「ナビゲーション開始」をタップすると、手洗いする写真と音声が流れ、料理の作り方を画像つきで案内する。
「自宅待機をせざるを得ない家庭が増えたことにより、この機会に小学生が料理スキルを身に着けるきっかけとなるプログラムを開始しました。ぜひ親子でチャレンジしてください」と呼び掛けている。
24.作家・画家からのメッセージなど公開
公益社団法人全国学校図書館協議会は、自宅で読書に取り組む子どもとその保護者に向けて、過去の読書感想文コンクールの課題図書などのリストを公開している。
また、「子どもにおくるメッセージ」として、作家・画家・翻訳家など、本の作り手側から自身の読書体験や本の魅力などを伝えるコンテンツや、読書感想文の書き方なども紹介している。
25.英語学習コンテンツを無料公開
ECC(大阪府)は、自宅での英語学習を支援するため、3月26日よりスマートフォンアプリの一部を「教育機関ECCとしてご自宅で過ごす方々の学習の一助になればとの思い」で無料公開した。
既に3月16日より幼児~小学生向けの英語・算数・国語の各教科学習プリントを公開している。今回追加公開となったのは英会話アプリで、小学生~大人までの幅広い年齢層が対象。無料公開期間はコンテンツによって異なる。
26.「自分で学ぶ,探究の世界」自宅で取り組む探究学習
NPO法人FiLC 学習創造フォーラムは、児童・生徒の探究学習を支援するために「自分で学ぶ,探究の世界」のページを立ち上げた。
「課題のヒント」として課題や探究例、必要な情報を集約したページや学習成果としての「ポートフォリオの作り方」を提供。
実際に児童・生徒からポートフォリオを募集し、蓄積されたポートフォリオをサイト内で紹介して相互に学びあうことを目指している。
27.情報モラル教材を無償公開
広島県教科用図書販売株式会社は、長い時間を自宅で過ごしネットやスマホを使用する時間が増えている子どもやその保護者に向けて、情報モラル教材を無償公開している。
最新のネットトラブルなどに対応した事例アニメーションを利用して、家庭での時間が長くなるこの機会にネットとの上手な付き合い方について話し合うことを勧めている。
28.家でも出来る子ども向けトレーニング動画を公開
プロ野球・千葉ロッテマリーンズが休校になっている子どもたちに向けて、自宅でも出来るトレーニングを紹介する動画を3月10日より千葉ロッテマリーンズの公式Youtubeチャンネルで公開している。
「佐々木朗希選手も実践している家でも出来る簡単トレーニング」として、タイトルのとおり、佐々木朗希選手が球団コーチの考案したトレーニングを実演している。5日連続で新しい動画を公開する予定だ。
29.LINEで学習支援の公式アカウント
一般財団法人LINEみらい財団は、無料通信アプリLINEで、学習支援の公式アカウントを開設した。国語、数学、理科、社会の学習動画を公開。スマートフォンなどで閲覧できる。
数学の教材は公益財団法人日本数学検定協会(東京・台東区)が、他3教科の教材は学習塾運営などを手掛ける市進ホールディングス(千葉・市川市)が提供する。
英語については、学研ホールディングス(東京・品川区)が運営する別の公式アカウントへのリンクを掲載。友だち追加をすることで、教材を無料で利用できる。
公開期限は新型コロナの影響が収束するまでとしている。