令和2年度 特別支援教育研修会 (2020.12.25)

1 趣旨

 平成24年7月、文部科学省中央教育審議会初等中等教育分科会において、「共生社会の形成に向けたインクルーシブ教育システム構築のための特別支援教育の推進」がまとめられ8年が経過した。この間、通常学級の中にも特別な支援を要する子どもたちが多くみられるようになり、すべての教職員に子どもたち個々に応じた適切な支援が求められる時代になった。
 兵庫県特別支援教育第三次推進計画においても、「発達障害等に関する指導力の向上(新:すべての教職員のための授業改善研修の実施)」が明記され、改めて、すべての教職員の特別支援教育に関する専門性の向上を図る必要性が示された。
 これらの趣旨に則り、「ティーチャートレーニング」(※)の考え方を導入し、通常の学級担任等を含む教職員の特別支援教育の専門性の向上に資する。

※「ティーチャー・トレーニング」とは、「ペアレント・トレーニング」の考え方に基づいて、学校現場で生かしていくために、取り組まれている手法であり、「ペアレント・トレーニング」の教師版として広まりつつある支援方策の一つの手法です。「ペアレント・トレーニング」は、発達障害のある子どもの親が子どもの様々な行動上の問題に対処するために、1980年に米国のUCLA神経精神医学研究所で生まれたプログラムです。現在は世界各国で幅広く行われ、発達障害児の二次障害を防ぐのに有効であることが認められています。

2 主催   丹波篠山市教育委員会

3 日時   令和2年12月25日(金)  13時15分 受付  13時30分 開会

4 場所   丹波篠山市民センター 2階 多目的ホール
        丹波篠山市黒岡191-1 (TEL079-554-2188)

5 対象者  管理職、通常の学級担任、特別支援教育コーディネーター等(各校2名程度)

6 日程
  13:30 開会行事

        挨拶・日程説明等

  13:40 講義 ティーチャー・トレーニング
        「インクルーシブな集団で気になる児童生徒にどう対応するか」

         学校法人 夙川学院神戸教育短期大学 こども学科 准教授 大西 貴子 先生

  15:50 閉会行事

  16:00 閉会