令和6年度第1回学校園安全研修会(2024.6.14)を実施しました。

趣旨

丹波篠山市教育委員会及び各学校園は、地域に信頼される安全で安心な学校園づくりを最重要課題と位置づけて、保護者や地域住民とともに推進してきた。6月の「学校園安全月間」に改めて学校園の安全について学ぶことを通して教職員の資質向上を図るとともに、今後の学校安全の取組に活かすことをねらいとして実施した。

概要

〇日時  令和6年6月14日(金)15時~16時40分
〇内容・講師等
  報告「西紀小学校における学校安全の取組」西紀小学校教諭   
  講義「生きる力を育む学校園安全の取組」京都女子大学教授 西岡伸紀氏

参加者の感想(抜粋)

  • 様々な視点からの安全管理が必要だと感じた。特に西紀小の取組を聞いて、子どもたちと一緒に学校の安全を考える視点はすごく良いなと思った。自分たちの学校でも同様に取り組めそうなことはないか考えたい。
  • 危険を早期発見し、事故の発生防止に努めたい。事故等が発生した場合、適切に対処し被害を最小限に抑え事故等の再発防止に努めたい。 その為に日々安全点検を実施し、破損箇所の修理や交換をすること、教員だけでなく児童生徒からの意見も大切にしたい。 「学校における安全点検要項」や安全点検方法等の解説動画等を共有し、安全点検の向上に努めたい。
  • 個人の問題ではなく環境の問題として考えることや事故の分析方法について学んだ。安全を確保するための環境整備について、分析事例をもとに学んでいきたい。

総括

西紀小の報告では、昨年度の指定研究事業「学校安全安心づくり事業」を通した実践および成果について報告いただいた。学校事故について冷静に現状分析すること、環境の問題として考えること、協働しながら学校安全を推進すること等の大切さについて考える内容だった。
京都女子大学西岡先生の講義では、近年、文部科学省や日本スポーツ振興センターの安全情報、学校事故事例が、映像資料や教材、データベースに集約されてきていること、その情報をもとに事故の分析や対策の講じ方について紹介いただいた。さらに、各学校園の現状と照らし合わせて活用すること、市内学校園において活用法の共有化を図ることなどをご指導いただいた。
6月の安全月間に本研修会を実施し、改めて教職員の安全意識や危機管理能力、事故対応能力の向上を図ることができた。