1 趣旨 本年度新しく採用された教員が、学力向上、特別支援教育および教育の情報化に係る講義・演習を通して丹波篠山市の教育について理解を深め、指導力と資質の向上を図る機会とする。
2 開催日時 2021年5月26日(水) 9時~16時
3 丹波篠山市役所 第2庁舎 3―302会議室
4 日程および研修の内容
9:00 開会・挨拶 丹波篠山市教育長 丹後政俊
9:10 講義Ⅰ・演習 「学力向上について」 講師 教育研究所 指導主事
10:40 講義Ⅱ・演習「特別支援教育について」 講師 学校教育課 指導主事
13:00 講義Ⅲ・演習「教育の情報化について」 講師 教育研究所長、指導主事
15:50 閉会・振り返り
5 研修を終えた初任者教員の感想 (一部抜粋)
(1)講義Ⅰ・演習 「学力向上について」
・学力向上についての講義では、「児童生徒の深い学びの姿とはどのような姿か、望ましい教員の働きかけは何か」を考えました。他の先生方と意見を交流する中で、「子どもが持つ『なぜ?』を大切にしたいとか、学習内容に興味を持つような働きかけが良いのではないか」といった、自分の考えにはなかった意見を聞き、考えを深めることができました。
・「学力向上について」では、「深い学び」について講義していただきました。その中で「主体的、対話的」な学びを行う「深い学び」につながるということがよく分かりました。児童生徒を見取ること、「なぜ?どうして?」という疑問の解決のために学んできた知識・技能をつなげる。そしてつなげた知識・技能を整理させるために振り返りを丁寧に行うことの重要性を感じました。
(2)講義Ⅱ・演習 「特別支援教育について」
・「特別支援教育について」では、サポートファイルに書かれているフォーマルアセスメントとインフォーマルアセスメントの大切さを学びました。日々の学校生活の中や、家庭での様子を正確に把握することで、支援から指導の流れを適切に行えることを再認識しました。また、家庭での様子を聞き取るために、保護者との関係の構築が重要であり、そのために連絡帳などの日々の記録をこれまで以上に丁寧に書いていこうと思いました。
・サポートファイルの活用は子ども自身を理解するために積極的に活用していきたいと思う。また保護者と子どもの成長を共有していきたい。
(3)講義Ⅲ・演習 「教育の情報化について」
・「教育の情報化について」では、教育研究所長の講義を受け、これからの教育現場で子どもたちに身につけさせる「情報活用能力」とは、ただ単にパソコンを操作する力ではなく、ありとあらゆる情報を上手に使いこなす力だと言うことを改めて知ることができました。情報教育が日々実践できるように、指導計画を立てたいと思いました。
・「教育の情報化について」では、5年先、10年先を見据えた教育活動が重要であること、そのためには、正しい情報活用能力を知り、情報機器を多くの場面で活用していく必要性を感じました。また、学校サイボウズの利用方法については、今まで使ったことがなかったので、多くのアプリケーション、使い方があり、それらを使うことで仕事の効率化が図れることを知りました。
6 研修のまとめ
受講者の感想の中に「今回の研修で学んだことを教育活動にフィードバックできるように日々考えながら教材研究、指導にあてていきたいと思う。一日ありがとうございました。」と結んでいる。長時間の研修となりましたが、初任者教員の明日から実践につながる充実した一日となりました。