令和6年度第1回小・中・特別支援学校教頭研修会を実施しました(2024.05.22)

趣旨

変化の激しい社会情勢の中、今日的な教育課題に対応し、信頼される学校づくりを遂行していくことが更に求められる。校長を補佐し、教職員をリードする教頭として、職務遂行能力の向上と学校管理職としての資質向上を図るため、本研修会を実施する。

概要

○日時・場所 
令和6年5月22日(水)15時00分~16時40分 丹波篠山市役所2-301、302会議室
○内容・講師等
1講話 「学校管理職のヒントと丹波篠山の教育」           教育長  
2講義 「さあ!どんな学校をつくろうか?~学校をステップアップさせる教頭の役割~」
                     丹波篠山市立篠山小学校長  押部 匡子 先生

参加者の感想(抜粋)

  • 学校経営目標を教職員、保護者、地域、児童生徒と共有し、それぞれの立場で自分の役割を果たそうとすることが大切であると感じた。情報発信に努め、多くの人と対話することで、学校の応援団を増やすよう尽力する。
  • 押部校長先生の講話に引き込まれ、あっという間の時間でした。学校教育目標の考え方からコミュニティスクールの運営など、聞いていて、学校を創る楽しさ、ワクワク感を感じることができました。明日からの実践につなげます。
  • 熱量・エネルギー・ベクトルの向かう先の本気度を意識しながら「伝える」こと、絵にかいた餅にならないための学校教育目標の共有化、学校経営で大切にされている3つのこと等々、大変勉強になりました。また、元気をいただきました。
  • 教頭が、学校経営ビジョンを学校長と共有することやそれを具現化するために教職員の橋渡しになれることが、教頭としての大切な資質だと改めて感じました。今回の講話からは、現場の意見や雰囲気をくみ取ってビジョンを構築することが共有しやすさにつながり、また、それが内発的動機付けとつながっていきやすいと感じました。まだまだ力不足ですが、自分なりのビジョンを持てるように努力していきたい。

総括

まず、教育長講話を行い、令和6年度の丹波篠山の教育について共有化し、指導助言した。
押部先生の講義では、先生のご経歴と教頭・校長時代のご経験、学校教育目標の設定と共有、教頭の職務と役割、学校経営のポイント、コミュニティスクールの活用等々、中身の濃い内容だった。大多数の参加者が、「大いに理解でき、教頭としての実践的指導力向上の機会となった」と回答した。
一昨年度までの教頭研修の内容が、他の研修会と兼ねたり、具体的な教頭職への研修が少なかったため、参加者からも非常に好評であった。変化の激しい不透明な社会を生きていかなければならない児童・生徒・教職員とって何が大切なのか、課題は何なのか、そして、今後の丹波篠山市の教育に何が必要なのか。幅広く考える機会となる研修会となった。