令和6年度地域とともにある学校園づくり研修会(2024.12.3)を実施しました

趣旨

 子どもたちの育ちを地域全体で支援する取組について、様々な実践を進めている地域連携アドバイザーから学び、コミュニティ・スクール推進事業への一層の理解を深めるとともに、学校園・家庭・地域が連携・協働した「地域とともにある学校園づくり」のさらなる推進をめざす。

概要

○日時  令和6年12月3日(火)15:00~16:40(受付 14:45~)
○場所  丹波篠山市立丹波篠山市民センター 催事場
○内容 
(1)講義「これからの地域とともにある学校園づくり」~“つながりづくり”から育む、みんなが“ともにかんがえ”“ともにつくる”未来へ~  兵庫県地域連携アドバイザー 松本佳則 氏
(2)情報交換「より良い学校運営協議会に向けて」~各学校園の取組の交流~

参加者の感想(抜粋)

  • 沼貫地区の松本佳則さんのコミスク活動への熱意、意欲、やる気が良く伝わった。丹波篠山でも、コミスクが若いリーダーの元、学校(園)と地域が一体となって地域創生ができればうれしい。
  • 参考にはなったが、講師の松本さんのような方(動きやすい職業、意欲)がおられないと、理想で終わってしまうと感じる。
  • この施策に限らず、物事を進めていくには人材の確保が肝心だと考えている。 学校教育課に指導主事が配置されているように、行政には社会教育主事の配置と、地域学校協働活動推進員のようなコーディネーターがスタッフとして必要だと、コミスク制度の導入時から考えていた。制度の目的や社会問題の本質を考え抜き、課題を解決する能力よりも課題を創出する資質や能力が求められると思う。

まとめ

 平成29年度より市内全学校において学校運営協議会制度が実施となり、本年度は第3期2年目である。既に各学校運営協議会は軌道に乗り、年間事業も計画的に進みつつある。一方、マンネリ化の心配が生じつつあるため、今回、改めてコミスクの意義を考える研修会を設定した。兵庫県地域連携アドバイザーである松本先生のご経験に基づいたコミスクに関わる講義は、その意義を考え直す貴重な機会となった。後半の情報交換では、各学校運営協議会の取組状況一覧をもとに、現状と課題について交流した。他協議会の活動が参考になった、活動が負担になるのでなく肩の力を抜いた活動を…等の意見があり、今後の展望を考える良い機会になったと考える。