「初任者研修(市教委第3回校外研修)」を実施しました(2021.10.14)

講義Ⅰ・演習「不登校児童生徒への支援」

現在の不登校の状況、定義、捉まえ方、未然防止、そして支援へと筋立てて講義されました。

【初任者教員の感想】

  • 日々の子どもたちの様子から些細な変化や困っているサインを感じ取ったり、違和感を感じ取ることをそのままにせず適切に対応・指導したりできるようにしたい

講義Ⅱの「生徒指導の実際について」

実際に起こってからの指導でなく未然防止のための方策に重点をおいた講義でした。例えば、常日頃からの声かけを大切にするなど、明日からでも活かすことができる初任者の心構えや行動を学びました。

【初任者教員の感想】

  • 常日頃から行っていることを改めて学び、普段の声かけなども意識して取り組まなければいけないと思った。また、いじめはいつでも起こるものであると捉え、子ども同士がどのように関わっているのか観察していきたい。
  • 組織的対応やトラブルをどう学びに変えるかなどを学んだ。

講義Ⅲ・演習「気づきからはじめる 身の回りにある人権課題」

受講者自身の何気なく暮らしている毎日の生活を見つめさせ、その中に存在する人権課題に目を向け、考え合いました。

【初任者教員の感想】

  • 身の回りの人権課題に対してまず自分が正しく知ろうとすることが大切であり、また、それを自分の言葉で正しく伝えていきたい。
  • 町のマップを使って人権課題について考えた。身の回りにはたくさんの人権課題があることを知った。そしてこれらの課題解決に向けては、まず人権について正しく知ることが重要であることを学んだ。

講義Ⅳ・演習「部落問題を正しく認識するために」

教師自身が部落問題を自分自身の問題であると捉えられているかどうか、またそのことから部落問題を歴史的に正しく学び、どう児童生徒に向き合って実践していけばいいのかを問われた大変有意義な講義・演習となりました。

【初任者教員の感想】

  • 教師自身が同和問題について学び、正しい知識を子どもたちに伝えていかなければならないと感じた。
  • 「知らないこと」は差別していることに変わりない、正しい歴史を知ることが正しい人権教育に繫がることを学びました。現任校においても、部落差別をはじめとするさまざまな差別について、正しい知識を基にした人権教育に取り組んでいきたいです。

まとめ

今回の研修は、1日を通して「明日からの実践につながる確かな人権感覚を磨く」場になったと考えています。受講者の先生方が、今後さらに身近にある人権課題に向き合い、自分自身の問題として捉え、実践につなげてほしいと考えます。