令和6年度第1回帰国・外国人児童生徒支援事業連絡協議会(2024.08.26)を実施しました。

本市では、国と県の外国人児童生徒等に対する教育支援事業を受け、地域の外国人児童生徒等指導体制の推進に係る運営協議会・連絡協議会を設置し運営している。協議会は、市教委や学校、関係機関による支援のあり方について、助言、情報交換、意見交流できる機会として実施する。外国人児童生徒が在籍する学校の担当者と篠山国際理解センター職員が情報交換及び意見交流することで、関係教職員の資質向上に資するとともに、今後の支援体制の充実を目指す。

〇日時  令和6年8月26日(月)10:00~12:00
〇内容・講師等
 ・報告「丹波篠山市における帰国・外国人児童生徒支援事業の概要について」
  丹波篠山市教育委員会事務局   
 ・講義「外国人児童生徒への支援のあり方と具体的な教科指導実践について」
  城北畑小学校 教頭
 ・情報交換・意見交流等

  • 日本語指導のポイントや実際に授業する時に配慮すべきことについて、グループワークでいろいろと考えることができ、勉強になりました。(小学校教員)
  • 子どもの力を引き出すために取り出しやJSLを行い、日本語がより生活、教科の中で理解できるように工夫して指導していきたいと改めて感じました。(小学校教員)
  • 小中連携の視点からも多くの可能性があると思うので、子どもの学びをしっかりサポートしていきたいと思います。(中学校教員)
  • 今までは、先生ひとりひとりが色々と工夫をして頑張ってこられましたが、この協議会ではお互いの経験を共有することができて、とても良いと思いました。(篠山国際理解センターの指導員)

講義では、具体的な授業実践を紹介され、日本語指導のヒントになるとともに、普段の授業づくりにも生かすことができる声掛けや支援の方法を学ぶことができた。指導者及び日本の子どもたちが当たり前に出来ていることは、外国人児童生徒にとっては当たり前のことではないこともあり、丁寧に、個々の実態を理解しながら関わっていく必要がある。外国人児童生徒の増加や、さまざまな国籍の児童生徒が在籍する学校の増加により、多文化共生教育の充実と個々の実態に合った支援の充実が求められている。今後もこのような機会を継続して開催し、多文化共生教育や支援のあり方について課題意識の高揚を図っていきたい。