趣旨
プログラミング教育の円滑な実施に向け、授業実践についての演習を行い、プログラミング教育のねらいを確認するとともに、教員の資質・能力の向上を目指す。
日時
2022年7月8日(金) 15:00~16:30
○内容・講師等
(1)講義
丹波篠山市情報活用能力体系表および丹波篠山市プログラミング教育カリキュラムについて
(2)演習
①Scratch基礎演習
- ブロックの動作を知る。
「進む」「回転する」「線を引く」「音を出す」「音の長さを変える」等 - ブロックを並べてコードをつくる。
②小学5年生算数「円と正多角形」
- 正多角形を作図するコード(プログラム)をつくる。
③小学4年生音楽「5つの音で,せんりつをつくりましょう」
- 5つの音を組み合わせて旋律をつくるコード(プログラム)をつくる。
参加者の感想(抜粋)
・GIGAスクール端末対応でプログラミング教育が進んでいない感じもします。先ずは校内で広げていける様に取り組みます。研修内容も初級や中級に分けて何回か開催したら良いかと考えます。
・スクラッチは少し自信がなかったので、今回研修を受けることでわかるようになりました。学校に帰って、子どもたちとつかっていきたいなと思いました。
・プログラミング的思考についても知ることができ、実際Scratchを使った演習もあり充実した内容でした。同僚にも今日の内容を伝達できるようにと思っています。
・プログラミングを経験したことがほとんどなかったので、大変興味深く勉強させていただきました。楽しく学べました。子どもたちと活動できるプログラミング教材を取り入れていきたいです。
・スクラッチを使ってのプログラミング指導は、当該学年を担当しないと中々取り組む機会がない。授業に直結する丁寧な研修があったのはうれしかった。2学期以降の単元で実施していきたい。
総括
学校でプログラミング教育がはじまっていることもあり、研修受講者は「実践」を強く意識していたようである。今回のような基礎的内容の研修は、各学校のOJTに任せられるようになっていくだろう。今後は、「授業の場面」をより強く意識した実践的な研修も計画していきたい。授業での実践が増えてくると、プログラミング技能を中心とした授業展開になることも予想される。プログラミング技能を身に付けることが主目的ではない。プログラミング教育の目的やカリキュラム、プログラミング的思考などを研修でしっかり伝えていくとが大切である。