9月2日(水)丹波篠山市立たき認定こども園にて、兵庫教育大学大学院 学校教育研究科 幼児教育・発達支援コース 石野秀明教授をお迎えしまして幼児教育の研修会を行いました。新型コロナウイルス感染症対策のため、各園1名のみの参加にしましたが、後日講師の先生より動画配信をしていただき、より多くの職員が学びの機会を得ることができました。
研修会では、10月30日に行われる丹波篠山教育委員会指定研究事業でたきこども園が研究テーマにされています「やりたいことをみつけ夢中になって遊ぶ園児の育成」~後伸びする力を培うための援助~と題してご講話いただきました。現行要領等の方向性から、乳幼児期に大切な保育や教育は、育みたい3つの資質・能力を、着実に日々の保育の計画(ねらいと内容)に具体的に反映させ、育んでいくことが大切であり、そのために保育者はどうあるべきか、わかりやすく丁寧に教えていただきました。
以下は参加者の感想です。
・目の前の子どもたちは、今夢中になって遊んでいるのか、夢中になって遊ぶことはどういうことなのか、改めて考えさせられ、学ぶことができました。
・「やりたいこと」の深さということでは、保育者によって様々な見方があり、園児の内面理解につながる、重要かつ難しいことであると再確認しました。園内で保育カンファレンスをできる限り多く行い、それぞれの保育者の読み取りを聞くことで、多面的に園児を見ていきたいと思いました。
・「ねらい」や「内容」をどのように設定するか、わかりやすく説明していただき、これまでの「ねらい」や「内容」よりも、より何を意識するかをはっきりさせなければならないことが分かった。
・遊びの奥深さについて改めて感じました。子どもたちが、面白いと感じるものや自発的に取り組む姿、心動かす経験を大切にし、私自身も「遊び心」を忘れずに接するよう心がけます。
・石野先生は、その日観たたきこども園の保育を自分なりに”振り返り”をされており、私とは違った視点をもっておられたり、それを解説してくださったため、大変勉強になった。子どもが「夢中になって」あそぶということは、簡単なようで難しい。本園の園児も「夢中になって」遊べているのか、その中でどんな力が身についているのか、私自身がどんな力をつけて欲しいのかを改めて考えていきたい。