12月10日(木)丹波篠山市内の現職種3年以内の先生方を対象に、「子どもと取り組む生活発表会について」~失敗をこわがらないで~と題して、経験年数10年前後の先輩先生から講話及びワークショップを行いました。
講話では、「題材選びのポイントと壁面や小道具について」と「劇遊びへの道のり~本番までの配分や効果音~」の2つにポイントを絞り、具体的に大きい年齢向けと小さい年齢向けにわけて4名の先輩先生に話をしていただきました。
先輩先生からは、自分自身が新人だったころの失敗談を交えながら、今、大切にしているところや劇遊び進める上での工夫など、わかりやすく講話をいただきました。
講話の後は、先輩先生を交えてのワークショップ。実際に聞きたいことを中心に率直に聞ける場となり、多くの先生方からもっと時間がほしかったという意見が聞かれ、新任の先生方の研修に対する意欲的な姿勢がうかがえました。
最後に、「生活発表会とは」と題して、「なぜ、生活発表会というのだろう」「なぜ、生活発表会をするのだろう」という基本的な話を、教育研究所の指導主事からお伝えさせていただきました。
今年度はコロナ禍の中で、いつものような生活発表会はできないと思いますが、まずはこのような状況の中でもできることから考えていくことが大切だということと、失敗をこわがって何事もネガティブに考えるのではなく、ポジティブ思考で取り組んでいくことが大切だということを確認しました。
今回の研修で、他園の先輩先生とも話をすることができましたので、今後も困ったことや悩みがあれば、自園の先生はもちろんのこと、本日の先輩先生にも気軽に話をしてほしいと思います。
以下は参加者の感想です。
今回、生活発表会の研修を受けさせていただいて、お話で遊びこむ大切さや、どのように遊びを展開していくか、また、遊びから劇遊びにつなげていく過程なども様々な先生からお話を聞くことができて、どのように劇遊びを進めていくと良いかを学ぶことができました。特に、生活発表会は1年間の生活の姿を遊びに取り入れていくことの大切さを改めて聞き、今年子ども達が楽しんだこと、頑張ったことなど普段の保育で心が動いたことなどを劇遊びに取り入れていきたいと思います。
同じ丹波篠山市で働いておられる先輩の先生方の実体験を踏まえたお話を聞かせていただき、先輩でも、失敗された経験があり、失敗を繰り返さないためのアドバイスや、題材選びや、劇遊びのことについてご講話いただけて本当に嬉しく、そして、とても有意義な時間でした。
生活発表会がどんなものか分からず、これからが不安でしたが、楽しそうに話をされている先生方のお話を聞いて、やってみたいなと思いました。
一年目で毎日分からないことばかりで、これで合っているのかなど悩みもあります。しかし、研修会を通して「失敗を怖がらない」ということの大切さを学びました。先輩方の話を聞いて、皆さん失敗を経験されており、その経験を通してより良い保育をされているのだと感じました