令和8年度 第1回研究推進担当者連絡会

趣旨

 本市では教師の力量向上の機会として、各学校において推進される「校内研究」の活性化を重視している。教師が同僚との学び合いを通して「現場の経験」を省察し、対話的に学び合う教職員集団を構築することは、教育の質を向上させる上で極めて重要である。
 昨今、研修の在り方は大きな転換期を迎えており、これまでの前例踏襲的な研修や講師主導の伝達型研修から、教職員一人一人が自らの実践を意味付け、豊かな「気付き」を得ることで自律的に学ぶ「参加者を主語とした研修」への転換が求められている。
 本年度、第1回連絡会では、研究担当者がこの「研修観の転換」の必要性を共有するため、スライド資料や読み物教材を用いたグループ討議を実施する。また各校の研究テーマ等についてグループ討議し、対話を通して研究の意義を深めたり、新たな手立ての気付きを得たりする機会とする

内容

○日時・場所     
 令和8年5月14日(木) 15時00分~16時40分
 丹波篠山市役所第2庁舎 2-301・302会議室

○内容
 グループ討議①「研修観の転換」
 グループ討議②「各校の研究について」

参加者の感想(抜粋)

・各校の取り組みがよく分かり、自分の学校が取り組んでいるもの以外に取り組んでいる学校の様  子や、課題などを知ることができました。 それにより、メリット・デメリットがよく分かり、今後取り組む時の参考になりました。 また、職員研修のあり方や、今後どのようにしていくのが良いかなどを話し合うことができ、今年度以降の職員研修について考えることができました。自分たちの学校だけでは分からないことを知れる大変良い機会になりました。
・今回の研修を通して、校内研修は単に知識や方法を伝達する場ではなく、参加者一人一人の気づきや考えを引き出す場であることを学んだ。講義を聞くだけではなく、対話や交流を通して「自分の実践を振り返り内省する」「他者の考えから新たな視点を得る」といった学びが生まれることの大切さを改めて感じた。また、学び合いは研修の場だけではなく、日頃からの教職員同士の対話や相談の積み重ねによって深まっていくものだと感じた。普段から気軽に意見交換ができる関係性・同僚性を大切にしながら、互いに支え合い、学び合えるような同僚性を高めていきたい。そのためにも、自分自身が積極的に対話を大切にし、安心して学びを共有できる雰囲気づくりに努めていきたい。

まとめ

 本研修は、「個人思考」の時間と、それに基づく「グループ討議」を組み合わせた対話を中心に構成した。参加者からは、自らが「主体的に参加する」ことが、研修を単なる知識の受け取りの場ではなく、自らの実践を意味付け、深い気づきを得る場へと変える鍵であるという感想が多く寄せられた。具体的には、主体的に関わることで他校の事例や課題を「自分事」として捉え直すことができ、「明日から頑張ろう」という意欲や、自校の校内研修をデザインしていくためのヒントになるとあった。このように、教師一人が主体的に学び続ける姿勢を持ち、同僚との対話を通して互いの価値観に触れることが、教育の質を向上させ、学校全体を「学び続ける教員集団」へと成長させるために不可欠であることを共有する、極めて実り多い機会となった。
 昨年度も満足度の高い研修であったが、今年度は「参加者を主語とした研修」という方針のもと、一人で考え対話する時間を大切にした。その結果、参加者が主体的に取り組むことで意識が大きく変わり、より実践的な研修へと進化した。