趣旨
平成28年12月16日に「部落差別の解消の推進に関する法律」が施行され、同和問題の解決に向けた学校教育の果たす役割が大変重要となっている。そこで、「部落差別の解消の推進に関する法律」成立の背景や課題、教職員としての責務に関する講話及び具体的な教材を取り上げた指導に関する演習等をとおして、人権教育担当者を中心に、教職員の人権意識の高揚と実践的指導力の向上に向けた研修会を実施する。
内容
○日時・場所
令和8年6月2日(火)15:00~16:40
丹波篠山市民センター 催事場1・2
○内容
講義 「部落差別解消のための実践的指導力の向上をめざして」
講師 兵庫県教育委員会事務局人権教育課 指導主事 原 怜司 先生
まとめ
部落差別の歴史的経緯、現状と実例、同和学習・歴史学習における指導のポイントを柱に、全てに何らかの根拠に基づく説明で、本当に理解しやすい講義であった。
「中世・江戸の歴史的経緯」「解放令以後の差別の実態」「部落差別の現状」における内容は、私たち教職員が正しく理解するために必要なことばかりであった。また、YouTubeにおける差別動画や県民アンケートからも、部落差別が根強く残っていることを実感させられた。「寝た子を起こすな」論が、学校教育においても間違った考えであることも、理論的に教えて頂いた。後半は、「同和問題に係る授業の難しさ、授業のねらいを何におくか?」を中心に、実際の資料や指導事例を使っての講義は、若手教職員にとって、絶好の実践的指導力の向上の機会となった。
「部落差別に出会ったとき、正しい判断ができる児童生徒の育成」を肝に銘じておきたい。